【お酒の失敗談】カラオケスナックに集うスタアたち(飲み屋珍獣観察記)⑥

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私が通うカラオケスナックには面白い人(とんちんかんな人)たちがたくさんやってきます。そしてやってくるほとんどのお客さんは私の知り合いであるチーママを目当てにやってきます。私はそのとんちんかんぶりや、愛憎うごめく人間模様(笑)を見て楽しんでいます。私の目にかかった人のおかしな言動を紹介していきたいと思います。これを読んで皆さんの自己肯定感が少しでも高まるとうれしいです。

ということで珍獣観察記Vol.6です。

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カラオケスナックのスタア(珍獣)たちの観察記

最高学府からの刺客(サプリ売りお爺さん)

大ママの知り合いの知り合いがお店にやってきた。大ママも直接の面識はなかった。お店にやってきたその人はどうやらサプライズ登場のつもりだったようです。無口にスマホをいじりながらしばらくしてから「じゃじゃーん、実は僕がxxxでした」という感じで素性を明かしたそうです。この時点からなかなかイタイですね。

それはいいとして、70歳手前のこの男性は最高学府の中でも頂点に君臨するあのT大学出身の医学博士でした。頭の回転が速くてお話しは面白いのですが、打ち解けたころを見計らって営業が始まりました。このサプリで病気が治るとか、とにかくいま売れているので安く卸してあげるとか熱弁をふるっていました。

私は頭のよい人とお話しすることに刺激を感じるので、途中までは結構楽しかったのですが、サプリ拡販目的と思ってしまうほどの熱弁を振るわれたので興ざめしてしまいました。実際にはよいものだったかもしれません。サンプルいただき、私はわかりませんでしたが、大ママやチーママは二日酔いにならなかったと言っていましたので。

なので、なおさら惜しいですね。初対面のときでなく、何度か会ってからならもう少し受け入れられたような気がします。どんなに良いものでも初対面の人に推しすぎてはいけないと私は感じました。

みなさんもなにかを販売する際は気を付けて。あと、飲み屋でやりすぎると嫌われます。。。

楽しく呑めない方々による底辺リレー

先日そのスナックを訪れた第一走者は人の話しを聞かない青年でした。この日もママに対して「おばあのミニスカート姿は見たくない」と暴言を吐き、本気でママをイラつかせていました。過去に年齢を気にしているママに対して、年齢を気にさせることは言わないでねとチーママから言われているのに全くいうことを聞けない残念な青年。

そこに第二走者がやってきた。第二走者はそのスナックのご意見番を勝手に自任しているプータロー翁。第一走者の青年のことが嫌いだと公言していて、この日も第一走者の青年が「そろそろ帰ります。失礼します」と顔見知りの第二走者に何度か挨拶しているのに、一切シカトを決め込んだそうだ。この翁はバイトするより生活保護の給付金をもらった方が割がいいという考えで生活保護を受けている。制度なので構わないが、それでいて偉そうに店の運営に口を出す。そうしたご意見番面はやめた方がよさそうだ。響かない。

そして第三走者。ここにもうひとり生活保護を受けている青年が入ってきた。仕事をしていたが少し情緒不安定なところがあるのか、仕事を辞めて生活保護を受けているそうだ。だけど毎日のように飲み屋に出歩いている。生活保護を受けていても楽しめる社会であってほしいが、堂々と生活保護を受けていることを自慢し毎日のように飲み歩くのはどうかなと思う。

アンカーは輩だ。第三走者が輩の一行の話しに入っていった。「俺モテるからさ!」と輩の一人が冗談ぽく言うと、それに反応し第三走者が爆笑した。冗談で言ったにせよ爆笑までされると腹がたったのか、「オイコラ!殺すぞ」と脅していた。情緒不安定気味の青年を脅すなんて心の小さな輩だとママやチーママ、他の客は心の中で失笑していただろう。

今回生活保護を受けている人2名が登場させたが、これは生活保護者をバカにしたいのではなく、本当に生活保護が必要な人に制度を使ってもらいたいという願いを込めてます。頑張ることを忘れ酒浸りになるための生活保護なんてダメでしょう。これら反面教師にして、楽しく呑みましょうよ。

最強のわがままWikipedia(ウィキペディア)自慢おじいさん

スナックの閉店間際に大柄で黒く日焼けし鍛えた肉体の男性がやってきた。どうやら会ったことはないが大ママと同郷ということで店を探してきたとのことだ。日本最大の広告代理店「電〇」の元社員だと聞こえたので、少し話しをした。「電〇はいつも就職ランキングでも上位にいますよね」と言ったが最後、そこから自慢が止まらない

「僕は一応、早〇田大学に現役で入った。高校で停学10回以上くらったけど、停学がなければ東京大学に行けた」とか、「日本に3台しかない車に乗っている」と写真を見せてくれた。「電〇では札束が立つほどボーナスをもらった」など次から次へと。さらに「僕の企画書をあげるから真似するといいよ」といって企画書をくれるためにLINEも交換。私が車好きだと知ると、「帰り際に駐車場に車を止めているから見せてあげる」と。大ママの知り合いだと思っていた私は邪険にもできずに「ありがとうございます」とわざわざ見てあげた笑。

そしてしばらくその高級車の自慢を聞いてあげていると、自分はウィキペディアに載っているので、店に戻ったらみんなで見てみなと言うのです。別に見たくないけど「わかりました。みんなで見ますね」というと満足そうに去っていった。店に戻りウィキペディアを見ると確かにその方の名前でいろいろ記載はあるのだが、かなり細かいことが記載してあるので、自分で書いたんじゃないかと疑っています。

そしてその翌日。23時半ごろ、LINEの通知音が。誰だろうと思って携帯を手に取ると今度はLINE電話が鳴る。見るとその自慢おじさんからだった。キモって思い電話は放置しました。そしてその前に来ていたLINEを見るとその内容は「ウィキペディア見た?」でした。どんだけ自慢したいんだか・・笑

自慢が止まらないおじさんの話しでした。ある意味最高に面白かったのですが、二度、三度は会いたくないですね。ただ、バイタリティはすごかった。

最後の一人になりたいお片付け人

チーママのことを気に入り虜になってしまった人がまた一人現れた。その人は過去2~3度誰かに連れられて店に来たのだが、その頃から「好きになったかも」というようなLINEを恥ずかしげもなくしていたようだ。チーママがそれに対して無反応を続けていたため、その後しつこくなることはなかったとのこと。

しかし来店する頻度は上がってきて、そんな折、スタッフがかわいらしいコスプレをするハロウィンイベントが始まった。イベントは4日間だったが毎日訪れていた。彼はチーママと二人きりになりたい。だけど普段はママが最後までいるためかなわない。

だけどこのイベントの一日だけママがおらず、チーママと若いスタッフの二人に日があった。閉店時間になり残っていた客が会計を済ました。一人、また一人と店を出ていった。若いスタッフはすでに帰っており、店はチーママ、彼、私の三人だけになった。私が行くときは変な客対策に最後までいてくれと頼まれるので、彼をおいて帰るわけにはいかない。

チーママは我々に向かって「閉店なので、ありがとうございました」と言うので、私は席を立ち出口にゆっくり向かおうとする。彼も立つがなかなか出口に向かわない。私が出ていくのを待っているのだろう。私も出るわけにはいかない。「さぁ、行きましょう」と彼に声をかけますが、彼はおもむろに店の椅子全部の位置を直し始めたり、テーブルの上を自分がおしぼりで拭き始めたりで時間稼ぎを始めた

チーママも「もう、大丈夫ですから」とやんわりと早く出ていけと言っているのに、全く聞かず。私はしびれを切らして「(コスプレから普段着への)着替えもあるし、迷惑だから早く出るぞ!」と強めに声をかけやっと店を出ました。

二人きりになりたい気持ちはわかりますが、引き際は美しくありたいものです。こういう姑息なことをすると気持ち悪がられるし警戒されるだけなのに・・・

嘘つきK□NちゃんPart2

Vol.1に登場した嘘つきK□Nちゃんの隣の席になりました。隣になったからにはどこまで嘘をつく人なのか確かめられずにはいられませんでした。

まず、ユーキューブで動画を配信していて視聴者は3万人以上いるというところから始まりました。ユーチューブではなくユーキューブ笑

ママもチーママも私も爆笑ですが、本人はいたって真面目です。

そのうち社長とキャバクラにいき一晩で150万使い、社長にカードで支払わせたという話しが始まりました。前回話を聞いたときは「おれはK□Nちゃんと言われているものだ」と凄んでタダにしてもらったという似た話しもありましたが、社長に払わせたそうです。

そんな社長の話しが出たので私は「社長の奥さんとデキてたりするんじゃないですか??」と振ってみると、

「え、なんでわかるの?」と乗ってきました笑笑

悪乗りして、社長だけじゃなくて専務の奥さんにも手を付けてるってことないですかよね?と聞くと、

「もー、なんでバレてるの。ここだけの話しだからね」とこれも肯定笑笑

社長の別荘が山梨にあり、その別荘に社長の奥さんと行ったら、急に社長が現れて三時間クローゼットに隠れたことがあるとか、話し出してきました。もうAVの世界ですね。

社長の奥さんにGPS発信機頭に埋め込まれているのでは?と振ると、

そうなんだよ。だからいつもおっぱいパブに行くと、社長の奥さんがGPS見てヤキモチ妬いて車で迎えに来て金払って連れ戻されると言っていました笑

今度はディズニーランドの年間パスポートを持っているという話しをしだしたので、「ミッキーの着ぐるみとか見ると、皆は写真一緒に撮りたくて寄っていくけど、K□Nちゃんの場合は、ミッキー達がK□Nちゃんと写真撮ってほしくて寄ってくるんでしょ?というと、

「なんで知ってるの?」とこれも肯定。

そういえば、この前とても動きがよいドナルドダックがいたんですけど、まさかその中に入っていたのK□Nちゃんじゃないでしょうね?と聞くと、

「ディズニーの社長と友達で、実はたまに入っているんだ」と笑

パレードとかにもたまに参加しているとのことです。

他にも絶対にうそでしょということを振りますが、ほぼすべて受け止めてくれました。

言っておきますが、彼はすべて本気です。本気の嘘つきなのですが誰も騙せていないところが好きです。

私がたくさん振ってあげたので、私のことを最後は「俺の分身」と言っていました笑

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