【お酒の失敗談】カラオケスナックに集うスタアたち(飲み屋珍獣観察記)③

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私が通うカラオケスナックには面白い人(とんちんかんな人)たちがたくさんやってきます。そしてやってくるほとんどのお客さんは私の知り合いであるチーママを目当てにやってきます。私はそのとんちんかんぶりや、愛憎うごめく人間模様(笑)を見て楽しんでいます。私の目にかかった人のおかしな言動を紹介していきたいと思います。これを読んで皆さんの自己肯定感が少しでも高まるとうれしいです。

ということで珍獣観察記Vol.3です。

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カラオケスナックのスタア(珍獣)たちの観察記

ホテル代が惜しすぎる男

彼はチーママが大好きでタチの悪いことにチーママも自分に好意を寄せていると思い込んでいる。チーママは旦那さんと関係は崩壊していて離婚秒読みだ。今は離婚前だから付き合うことはできないが、離婚が成立したら付き合える、結婚できると思い込んでいるのです。そのあまりのトンチンカンさに他の客は面白半分に煽ります。彼の場合、その煽りも全て本気にしてしまうのですが…

ある日、閉店間際に彼に向かって他の客が『今日はどのホテルにチーママをお持ち帰りするのかな?』と振りました。彼は下ネタにはあまり乗ってこないのですがこの日はムラムラしていたのか、便乗してきました。『あ、うん。じゃホテル代もったいないから、今日よければうちに来ないか?』とチーママを誘いました。

彼はボロアパートに住んでいます。それは周知のことなので、チーママは『やだー、なんで汚い部屋に行かなきゃなんないのさ』と返しました。周りのみんなも『そうだよ、初めてのときくらいキレイなホテル連れてってあげなよ!』とツッコミます。そして彼は言いました。

『じゃぁ休憩でいい?』

ママはすかさず『うちの子は休憩代までかよっ!安く見るんじゃないよ!』と彼を怒りました。チーママは休憩代までならギリギリ出してもいいかなという判断、なんとケチなヤツでしょう…

休憩代<チーママとの甘い時間<宿泊代

残念…

不倫武勇伝の男(メールから始まる恋!?)

素人童貞疑惑がついてまわる50代独身の彼。周りの客が彼を馬鹿にして『今まで素人の女性と付き合ったことあるの?』と聞く。彼は『二人付き合ったことがある!』と言いました。客は『うそだー。本当に付き合ったことあるの?』と煽ります。

彼は『本当なんだけど、一人は不倫だったからさ。あまり大きな声じゃ言えないんだよね』と。みんなある意味少し見直した感じで、詳しく聞かせてよと促した。

彼は話し始めました。『会社の先輩女性とメールアドレスを交換して、たまにやりとりしていたんだ』

みんな興味津々『うんうん、それで?』

彼は続けます。『しばらくメールのやりとりしてから、彼女が既婚者だってわかったんだよ』

みんな興味津々継続『それで?』

彼は言います。『それでおわりだよ(ケロッと)』

みんな『はー?』ってなりました。メールのやりとりしただけで、デートも一度もせずとのことでした。告白したわけでもエロメールしていたわけでもなく。これが彼の中の不倫でした。

素人童貞確定だよね…なんか切ない

ギンギラギンにさりげない男

カラオケモノマネが好きな50代の彼。年代なのかモノマネは全部ひと昔前の大スターのものばかり。トシちゃん(田原俊彦)が十八番だが、マッチ(近藤正彦)も大好きだ。彼はマッチの『ギンギラギンにさりげなく』という歌をよく歌います。そしてこの歌を歌った後に必ず他の客に聞くんです。

『どうでした?』

そう聞かれたらそのモノマネが似ていなくても『似てた似てた』と言うと思います。この間も自分が見かけない客が来ていたことを確認すると、この歌を入れました。そしてまたその客に聞いていました。そのお客さんは『似てましたよ』って言いました。

すると彼は『どんなふうに似ていましたか?』とさらに聞いてきます。客は『え、、、すごく似てましたよ』と困って言います。すると彼は得意げに『さりげなく似てたって言ってほしかったなぁギンギラギンにさりげなくだけに』と・・・。

私は彼に言います。『ねぇ、それめっちゃつまらないからやめた方がいいよ』と。彼は『いや、だって初めてのお客さんだったから』といいますが、初めてだろうとなかろうと、つまらないです。

そんなつまらないダジャレに付き合うここの人たちは、意外と寛大な心の持ち主かもしれない。

おまけシリーズ(スナックじゃないけどツボった話し)

ああ、ビブ姉さん

鉄板焼きを食べさせてくれるダイニングバーがあります。カウンター7席ほどの小さな店です。カラオケもできます。スナックに行く前にたまに食事で立ち寄るのですが、そこで出会った姉さんの話しです。その30代くらいの姉さんはカラオケが大好きで何曲も歌っています。でもどうしても気になるんです。

ビブラートがすごいんです。すごいというか、普通のビブラートじゃないんです。『あーーーーーー」って声を出し続けながら喉を手でダダダダダダってチョップして出すような感じ。わかりますかね?笑。短く音を区切って発するような。曲のフレーズの最後の方とかって結構伸ばすことが多いと思いますがそのときに『あーーーーーああああああああ』みたいになるんです。

私の脳はこの女性を『ビブ姉さん』と記憶しました。

ビブ姉さんは自分ではビブラートがとても上手だと思い込んでいるかのごとく、気持ちよく歌っていました。だから『とてもビブラート効いてますね』と伝えてあげました。そう言いつつ心の中では『そのビブラートなんか違うよ』って教えてあげる友達いないのかなぁと考えていました。

すると、一人で来ていたと思っていたビブ姉さんには連れがいました。隣の男性が連れのようでした。他の人と話しをしていたので気づかなかったのですが、話しの内容からすると彼氏のようです。彼氏ならビブラート違うって言えるだろうよって考えているうちに、彼氏もカラオケを歌い始めました。

『あーーーーーああああああああ』

え、彼氏も同じじゃんよ・・・ビブ姉さんのビブラートは当分治りそうもありません。

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