崎陽軒のシウマイ弁当を食べたことがない人がいたらぜひ食べてほしい。ビックリするほど旨い！とは思わないかもしれない。おかずもこれはいらないのではないか？と思うものも感じるかもしれません。だけど２度、３度食べてみてほしい。この弁当の最強のバランスに気がつくはずだ。
崎陽軒のシウマイ弁当を語る前に
そもそも崎陽軒とは
1859年の開港以来、世界の文化を広く受け入れてきた、横浜。
その横浜の地で1908年（明治41年）、崎陽軒創業。
横浜で生まれ育った誇りを胸に、「名物・名所の創造」に挑みつづけています。
崎陽軒の歩み – 崎陽軒 (kiyoken.com)
このように公式ホームページに記載があるとおり、古くから横浜に根付く老舗ブランドである。神奈川県に住んでいる人なら「お～いし～し～うま～い、き～よ～う～け～ん～」のCMは聞いたことがあるだろう。
崎陽軒のシウマイ
1928年（昭和3年）
横浜駅は、東京駅から近く、駅弁の販売には不向きであった。社長・野並茂吉は崎陽軒の将来を考え、久保久行の孫・久保健とともに、横浜名物をつくることに。
南京街（現在の中華街）を探索し、突き出しとして提供されていた「シューマイ」に着目。車内で食べるため、冷めてもおいしいことにこだわり、南京街の点心職人・呉遇孫をスカウト。約1年の試行錯誤の結果、豚肉と干帆立貝柱を混ぜ合わせた、冷めてもおいしい「シウマイ」が完成した。
揺れる車内でもこぼさぬよう、一口サイズとした。
崎陽軒の歩み – 崎陽軒 (kiyoken.com)
シウマイ弁当のメインのおかずであるシウマイはこのような狙いで生まれた。
いよいよシウマイ弁当について語ります
シウマイ弁当の見た目
このように木の香りが漂ってきそうな入れ物にきれいにおかずとご飯が収まっています。入れ物も食欲をそそります。
(上記は公式ホームページの写真)
シウマイ弁当の具材について語ります
お弁当の中身は、『俵型ご飯（小梅、黒胡麻）』『昔ながらのシウマイ』『鮪の漬け焼』『蒲鉾』『鶏の唐揚げ』『玉子焼き』『筍煮』『あんず』『切り昆布＆千切り生姜』です。これらについてより詳しく説明していきます。
俵型ご飯（小梅、黒胡麻）
俵をかたどったご飯に黒胡麻が振られ、小梅がひとつ乗せてあります。炊き加減は絶妙で一粒一粒感じられる堅さでとてもおいしい。温めずに常温でそのまま食べるときに最高のおいしさになるよう計算されているのだろう。黒胡麻の香りがうまさを引き立てています。カリカリの小梅はおかずにもなるし、口直しにも最適だ。
ただしお弁当箱に米がくっつくので、きれいに一粒残さず食べるには少し手を焼くかもしれません。でもくっついたご飯をお箸でつまんで食べるのも楽しみの一つになります。
昔ながらのシウマイ
まさに冷めても旨いシウマイです。一口サイズで食べやすいです。からしと醤油がついていますのでそれをお好みでつけた食べます。5個入っています。バランス的にはちょうどよい数なのですが、私は贅沢コースにするときはポケットシウマイ（6個入り）を追加します。
鮪の漬け焼
初めて食べたときは『ずいぶんとパサパサな魚だな』と思いました。口の中の水分取られちゃうほどのパサパサ感です。だけどこれがいいんです。ジューシーなシウマイが5個も入っているので少しパサついている方がバランスがいいんです。パサパサしている感じとは裏腹に味付けはしっかりとしてある感じです。
蒲鉾
かまぼこですね。醤油つけて食べています。まぁ間違いないです。
鶏の唐揚げ
少し皮っぽい感じがする鶏のから揚げです。味は濃すぎずシウマイの邪魔をしていません。本来はお弁当の主役級の唐揚げですが、自分の立ち位置をわきまえている感じです。私はかまぼこに醤油をかけるときにほんの少し唐揚げにもかけて食べています。
玉子焼き
ふんわり、しっとりしている玉子焼きで、ほんのり甘いです。私は醤油をつけて丁度よい感じです。
筍煮
このたけのこが食べるほどに好きになりました。甘じょっぱく煮付けてあります。一切れ一切れがしっかりとご飯のおかずになります。カリカリとした歯ごたえも最高です。
『あんず』
少しドライフルーツ的な触感に近いあんずです。しっかりと甘いです。巷ではあんず不要論もあるようですが、それは違いますね。最初に食べてしまってもよいし、お弁当をすべて食べ終わってからのデザートにしてもよいし、途中の口直しにしてもいい楽しいアイテムですね。ちょっと醤油がついてしまったものを食べたときには、これ、ご飯のおかずにもなるかもと思いを巡らせています。
切り昆布＆千切り生姜
切り昆布と千切り生姜がまたいい味だしています。しっかりとご飯のおかずになるんですね。口に入れるととてもさっぱりとしますね。ポケットシウマイを追加した時など少し口が肉すぎるなと思うときに放り込むとパラダイスです。
価格
2022年8月現在
シウマイ弁当：税込860円
ポケットシウマイ（6個入り）：税込300円
他にもチャーハン弁当とかいろいろありますが、弁当だったらシウマイ弁当一押しなのでここでは記載しません。公式ホームページでご確認ください笑。
シウマイ弁当って結局どうなの？
シウマイ弁当はとにかく最高！
まず、シウマイ弁当は最高です！
シウマイ弁当を愛して止まない私がこんなことをいうのもなんですが、具材一つ一つが最高においしいというわけではないんですよね。おいしいんだけど、最高においしいものって別にない気がします笑。だけど、おかず一つ一つではなく、お弁当全体として見たときにこの世のモノとは思えないほど素晴らしいハーモニーを奏でているのです。日本中の人とこの感覚を共有したいです。
ちなみに私は、会社のとある会議で人を集めたいときに『世界一美味しいお弁当を用意しておきます』と宣伝してシウマイ弁当を用意しておいたことがあります。（出前もしれくれます）
エースで四番はいなくても抜群のチームワークで優勝
エースで四番を張るような大スター的なおかずはいないんです。だけどそれぞれがチームに溶け込み、自分の役割をしっかりと理解し、チームのために戦っています。チームワークで全国優勝を勝ち取ることができる。それが崎陽軒のシウマイ弁当です。
崎陽軒について詳しくは
公式ホームページをご確認ください。
おまけ（私の贅沢コース）
さっき食べた贅沢コースです。シウマイ弁当にポケットシウマイを追加し、ご飯のうえにどーんて置いちゃう。ブログ書くならもう少しきれいに撮ってあげればよかった～笑
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